HOME 補聴器の種類も豊富

耳かけ型にはふたつの種類がある

時代の流れとともに、補聴器をつくる技術は進歩を遂げてきました。それに伴って補聴器の種類もバリエーションが豊富になってきており、難聴者の方の選択肢も増えてきています。ただし、より快適に生活をするためには、自分に合った補聴器を選択しなければなりません。ぴったりな補聴器を選択するためにも、補聴器にはどんな種類があるのかを知っておきましょう。ひとつ目は、耳かけ型の補聴器です。耳かけ型の補聴器は補聴器自体にホックがついており、そのホックを耳にかけることによって装着することができます。また、耳かけ型の補聴器にもカナル式とRICタイプと言われているふたつのものがあります。カナル式は音を鼓膜に伝えるスピーカー部分が耳の外部に位置しているのに対し、RICタイプは耳の中にスピーカー部分が入っているタイプの補聴器です。耳かけ型の補聴器のメリットは、装着や脱着をしやすいこと、運動しやすいことなどです。しかし、その代わりに耳かけ型が補聴器が体の外部にあるため、埃やチリ、水が浸入しやすいといったデメリットもあります。

耳穴型とポケット型の補聴器

ふたつ目は、耳穴型の補聴器です。耳穴型は耳の穴の中にすっぽりと収まるタイプの補聴器であり、チリや埃、水の浸入がしづらくなっています。耳穴型の補聴器にもCICとカナルタイプのふたつのものがあり、CICタイプのほうが全体的にサイズが小さめになっています。耳穴型は耳かけ型に比べると装着や脱着がしづらく、激しく運動することが難しいなどのデメリットがあります。しかしその一方で壊れにくく、ノイズを拾わないといったメリットが見られます。みっつ目はポケット型です。ポケット型の補聴器は、本体を服のポケットなどに入れて使用するタイプの補聴器です。本体からイヤホンをだし、そのイヤホンを耳につけることによって難聴者は音を拾うことができるのです。このように、補聴器にもさまざまなタイプがあるのです。それぞれの特徴をつかみ、自分に合ったものを選んでいきましょう。